労働基準監督官の調査の種類は?

Answer

労働基準監督署の調査(臨検監督)は4種類に分類され、定期監督、災害時監督、申告監督、再監督があります。 これら臨検監督の中で、計画的に行われるのが定期監督ですが、どのような基準で調査対象の企業を選定するかは、ある程度知ることができます。

毎年4月に厚生労働省のサイトで「地方労働行政運営方針」が公開されますが、これに基づき、各都道府県で行政運営方針を作成し、重点方針を決めています。

これら臨検監督の中でも重要なのは、申告監督で、平成2年以降急増しています。

インターネットの普及によって、労働者も簡単に情報を入手できるようになったことが増加の要因だといわれています。

この申告監督では、労働者からの賃金未払い、サービス残業、労災隠しなどの申告内容について確認するだけではなく、定期監督と同じく法令全般に渡る調査をされ、申告内容以外にも違反が見つかれば、是正勧告を受けることになります。

前へ  次へ

このページの先頭へ